【2024最新版】Appsheetで農家の仕事に革命を!セルフオーダーメイドアプリのすすめ【準備編】

こんにちは!
今日はgoogleのノーコードアプリ作成サービス「Appsheet」の紹介と使い方を解説したいと思います。
Appsheetとは?
AppSheetは、Google Cloudが提供するノーコードアプリ開発プラットフォームです。
つまり、プログラミング知識がなくても、アイデアと作成方法の知識があれば今までより簡単にアプリを作れるということです。
これまでのアプリは基本的にはプログラミングの知識は必須で、なおかつデザインやバックエンドの技術など、ハードルが高いものでした。
その様々な知識を必要なく、アイデアでアプリを作成できるようになったのがこのAppsheetです。
まさにノーコード革命。
どんな時に使うのよ?
じゃあ実際農家がどんなときにこのアプリを使うのか?
例としてAppsheetの利用事例を参考にしてます。↓
AppSheetでできること
- 業務アプリ: 案件管理、顧客管理、在庫管理など
- データ収集アプリ: 現場調査、アンケート、巡回報告など
- ワークフローアプリ: 稟議書承認、休暇申請、出張申請など
- ツール連携アプリ: Slack、LINE、Chatworkなどのツールと連携するアプリ
AppSheetの利用例
- 営業部: 顧客情報管理、案件管理、営業日報
- 経理部: 請求書発行、経費精算、予算管理
- 製造部: 生産管理、品質管理、在庫管理
- 管理部門: 申請書承認、人事情報管理、設備管理
一見、農業では使うタイミングあるのかな?と思うかもしれませんが、例えば業務アプリの案件管理を圃場管理と置き換えてみたらどうでしょう?
顧客管理も、販売先管理と置き換えてみると。。。今まで紙や記憶で管理してませんか?
そのような今までの作業をこのノーコードサービスのAppsheetをマスターすれば、自分でオーダーメイドでアプリを作ることができるんです!
費用について
Appsheetには無料でできる範囲と、有料での範囲があります。
大きな違いとしては、無料プランでは公開ができないということです。
公開というのはappstoreやgoogleのアプリストアでの販売のことです。逆に有料プランだと公開までできてしまうという驚き!!
ですが、今回は農家さんが自分でアプリを作って家族や小規模のチームで活用することをイメージしていますので基本的には無料プランで十分だと思います。
無料でできることは以下になります。
無料プランで利用できる機能
- アプリの作成とテスト
- アプリの共有(最大10ユーザーまで)
- 基本的なアプリ機能(データ管理、フォーム、ワークフローなど)
- 5GBまでのストレージ
- 100万行までのデータ
- サポートフォーラムへのアクセス
無料プランで利用できない機能
アプリの公開(AppストアやGoogle Playストアへの公開)
カスタムブランディング
高度なセキュリティ機能
大容量ストレージやデータ処理
個別サポート
無料プランでできること
- プロトタイプの作成
- 社内利用の簡単なアプリの作成
- 個人利用のアプリの作成
無料プランの制限事項
- 共有できるユーザー数が最大10ユーザーまで
- アプリを公開できない
- サポートがフォーラムのみ
ということで、農家が個人や少人数のチームで使うには支障がないと考えて大丈夫です。この機能が無料で使えるなんて。。なんていい時代だ。。
農業法人等で使われる際には有料での使用になる場合もあるかと思いますが、通常のアプリ制作より圧倒的に低価格で作成することができます。

私たちGDPSではAppsheetでのアプリ制作のご相談も承っています。また農閑期であれば研修に全国伺うことも可能です。そのようなご要望あればこちらよりぜひお問い合わせください!
基本的な使い方について
- AppSheetのアカウントを作成する(https://about.appsheet.com/home/)
- 無料プランを選択する
- データソースを選択する (Googleスプレッドシート、Excel、データベースなど)
- アプリの画面をデザインする
- アプリの機能を追加する
- アプリを共有する (最大10ユーザーまで)
上記が基本的な使いかたになります。最低限必要なものはgoogleのアカウントです。gmailのあアカウントと理解ください。
googleのアカウントがない場合ばこちらから作成してください。
まずAppsheetのチュートリアルを見ておくのがいいです。
全体の使い方を把握するのには一番わかり易いです。英語ですので、わからなくても大丈夫ですが、自動翻訳してみるか動画だけでも流し見してみてください。アプリの全体の作成の流れを把握するだけでいいです。サイトはこちら

何回かにわけて具体的な使い方を説明していくので安心してください
上記のサイトの流れを復習すると以下の流れになります!
STEP1.データを準備する
まずはアプリのもととなるデータを準備する必要がありますが、こちらはどのようなデータが必要かをまずは考えてもらえればアプリは作成できますので安心してください。
最初からデータなんかとってないよーとなっても大丈夫です。
ただ、アプリを作るうえでどのようなデータが必要かという点は考えてみてください。
例えば、圃場管理のアプリを作りたいと思った場合
- 圃場の名前
- 住所
- 面積
- 作物履歴
- 土壌成分
などのデータが必要になるよなぁくらいで考えてもらればOKです!
STEP.2 データをAppsheetに接続する
データをもとに自動でアプリができあがります。はい。これまじです。
要は一番重要なのはデータの準備になります。どのようなデータを作成するかだけです。
どうですか?できそうな気がしてきません?
後の見え方やアプリのデザインは使いやすさに関わって部分ですので、このデータを接続で一旦アプリの基本的な部分をAppsheetが作成してくれます。
一応、お伝えしておくとアプリの作成には3パターン用意されております。

- データを接続して作成
- アイデアから作成
- テンプレートをもとに作成
この3パターンがありますが、私がおすすめするのは①の先にデータの型を作ってからアプリを作成です。触ってみてもらえるとわかると思いますが、②と③の方法で自分の思い通りのアプリを作成するのは少し難易度高いです。
今回はいかに簡単にアプリを作成するかに重点をおきたいので、農家のみなさまは①だけ学べばOKだと思います。私もほぼ①の方法でしかAppshee使ってません。
STEP3. Appsheetエディターでの編集
ここからAppsheetのエディター上での編集作業になります。

この画面から様々な設定を行います。
①サイドメニュー
データの管理やメニューの設定、アプリ全体の設定などのメニューがあります。こちらのメニューを切り替えることで、②の画面が切り替わります。
②編集画面
データやアプリ画面の設定などを編集するメインの画面になります。
③アプリのデザイン確認画面
こちらに表示されているものが、アプリの実際の画面になります。編集しながらアプリの画面を確認することができます。
STEP4. データをどのように使うかを定義する
接続したデータをどのように取り扱うのかを定義していきます。ちょっとわかりづらいかもしれませんが、データには型というものがあります。
簡単にいうと、2024年5月5日というデータは日時(date)という型になります。それを今日という表現で使いたい場合は日時ではなく、テキストになります。
データをそれぞれのカテゴリに当てはめていくと理解してもらえると良いと思います。
それぞれの登録していったデータを選別して行く感じのイメージでいてもらえればOKです。
STEP5. アプリの見た目を調整する
ここでアプリの見た目が出てきます。基本的にはAppsheetのデフォルトデザインで出来上がっていますので大きくは変更できませんが、データをどのように表示するかを調整することができます。

カレンダーのような見た目や画像を並べたり、チャートのようなグラフにすることも可能です。
STEP6.オートメーションを設定する(したい場合のみ)
基本的なオートメーション機能は無料プランでも使用することができます。
例えば、データが更新されたらメールを送るなどの連携ができます。
使えると便利!くらいでまずは理解してもらえると良いと思います。
LAST! アプリをテストして公開or共有する
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ここまでできれば、問題ないかテストして公開するか、共有して実際使用できるようになります。
本当にアプリが必要か考えてみる
最後にこんなこというのも変ですが、アプリを作成することが目的にならないように注意してください。あくまでアプリ作成は手段であり、目的ではありません。
アプリを作成してデータを蓄積することで、あなたの仕事がどうなるのか?良くなるor変わらない場合はもっといい方法があるかもしれません。
もしかしたら今のままの管理方法がベストかもしれません。
まずは、現状をしっかりと検討したうえで少しでも効率化されるようでしたら技術として学んでおいて損はない知識です。
次回からは順を追って、作成方法を紹介していきます。
私が作成している、さつまいもの収穫管理アプリを参考に紹介していきます。
xにて記事アップをお伝えしますので、よろしければぜひフォローいただけますと嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。