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Notionで農業日誌完結!notion AIとQ&A,notionカレンダーの登場でnotionが農家にとって無敵のツールになった 【導入編】

masyu1984

1.Notionについて

Notionは農家にとって頼りになる相棒です!計画をたて、知識をまとめ、農業の日誌を手軽に管理するのにもピッタリ。育てている作物の成長記録や気象情報、作業の進捗など、全部Notionにまとめれば一目瞭然。農業のプロジェクトをスムーズに進めるのに役立ちます。

それに、いつでもどこでもアクセスできるので、畑仕事中でもノートを取るのがラクラク。Notionがあれば、農業ももっとスマートに、楽しくなること間違いなし!

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2.これまでの日誌管理方法

2-1.googleカレンダーでの作業登録

これまではgoogleカレンダーに入力したものをgoogleスプレッドシートに送信(makeでサービスを接続)していました。

入力
googleカレンダーアプリ

データベース(データを蓄積する場所)
googleスプレッドシート

可視化と確認
Looker Studio(旧google date studio)

すべてgoogleのサービスを活用して無料で日誌サービスを利用することができていました。この連携のいいところは無料はもちろん、日々の入力の簡単さです。

スマホからgoogleカレンダーアプリを利用して入力するだけという手軽さが気に入っていました。

2-2.google日誌の課題

ですが、こちらのサービスは振り返り確認に手間がかかるます。
→1年前の同じ時期にどんな作業をしていたかなと確認したいとき、アプリを操作して確認する必要があります。

検索機能があり、作業名を統一していれば検索することができますが、作業一覧が表示されて作業日と詳細がわかるのみになっています。

農家としてはその前後1週間の作業内容が知りたかったり、その時の天候など作業に付随した情報を得たいと思っていました。

google日誌連携は記録するのには最適なのですが、確認や分析といったPDCAのC(チェック)の部分に少し課題を感じていました。

3.Notionを日誌のデータベースとして活用する

3-1.これまでのnotionの利用法

これまではnotionを活用して管理していたのは以下のようなことです。

・VISIONやMISSIONなどの、常に意識しておきたい方向性
・年間を通した作業計画や作付け計画のタイムライン、全体を通しての計画
・農機具の管理履歴
 -メンテナンスをいつしたのか
 -部品の購入などの修理履歴と購入履歴
 -農機の設定などの情報

全体の方向性や知識を入れて確認するためのツールとして活用していました。

3-2.notionスケジュールの登場

2024年1月にnotionから新しいサービスが発表されました!notionを使った方がある方はスケジュール機能の物足りなさを感じた方も多いと思いますが、そこを別サービスとしてリリースするとは!さすがですね><

notionスケジュールの概要

Notionのカレンダーは、仕事とプライベートの予定を1か所で確認できる機能です。

Notionのカレンダーの特徴は、次のとおりです。

  • スケジュール管理や作成したドキュメントをリンクで関連付けられる
  • 議事録などのファイルを対象のスケジュールに紐付けることで、別のツールを使わずとも簡単に内容を確認できる
  • 仕事とプライベート、すべての予定を一か所で確認できる
  • メモやプロジェクト、タスクなど、最終的にはNotionのあらゆる側面に時間のレイヤーを導入し、多忙なスケジュールをすべて統一された方法で管理できる

基本的な使い方や、特徴については公式のチュートリアルページをご確認ください。

あわせて読みたい
notionスケジュールの公式チュートリアル
notionスケジュールの公式チュートリアル

またはyoutubeで”notion カレンダー 使い方” などのキーワードで検索するとたくさんまとめてくださっているので、そちらで基本的な利用法を勉強してください。

3-3.notionを農業日誌として活用するには

まず、農業日誌をなぜつけるのか?について考えてみたいと思います。

僕が日誌をつけている理由は以下のような理由です。

  • どんな機械を使ったか?の記録
  • 農薬、肥料の記録
  • 畑の状態や問題の記録
  • 天候等の環境要因の記録
  • 作業内容や作業人員など工数の記録
  • 良かったことや改善点についての考えの記録

基本的に記録集ですね!良く言われるように、記憶ではなく記録しろ!と言われますがその通りだと思います。

僕は今39歳ですが、おとといの夜ご飯もあまり思い出せなくなってしまいましたw 人間は忘れるものですので、できれば当日中に記録をつける習慣をつけることが大事です。

そして、記録をつけることでうまくいったこと、うまくいかなかったこと、どれだけのお金をかけて、どれだけの売上をあげることができているか、環境によるリスクや問題はなにがあり、それをどう翌年の計画に活かすことができるのか?

と、より成長するための経験を蓄積することができるのが日誌をつける大きな理由になります。

少し話が逸れますが、今後農家が事業承継をしていくうえでも経営状態はもちろん、農機一覧や、細かいことでは道具の置き場所などもデータとして残していくことが重要になってくると感じています。

マシュー
マシュー

農家によくある”アレ”どこ置いたっけ?問題。”アレ”を探すのに数十分かかっていたのを、notionで場所と貸出履歴を記録するだけでも年間数時間もの時間を作り出すことができました!

日誌はあなただけの貴重なデータであり、経験です。それをしっかりと残していくことが経営改善、農業をビジネスとして儲かる農家になるための第一歩です!

3-4.紙で記録することの難点

これまでの農業においては、日誌は農業日誌やノートに記録をつける方が大半だっと思います。
僕も就農して最初の年はノートに記録をつけていました。

その上で課題だと感じたのは、

  • 紙だと書くまでに、座る→筆記用具の準備→書くと、書くまでの準備がいります。これが朝から晩までの肉体労働後には続かないんですよね><
  • 紙で書くのはいいのですが、記録の本質は分析や振り返りができること、つまり記録後の検索性が大切だと思っています。どれだけうまく工夫をしても検索にはある程度の時間を要するのが紙の難点であると思います。

3-5.notionで年間の計画をたてる

例としては、僕が作成した今年のさつまいも(黄金千貫)の計画を共有します。

notionはデータを様々な見え方(viewといいます)で表示することができます。

notionのviewについてはこちらを確認ください。

農家の作業計画におすすめなのはタイムラインビューです。作業計画を立てるのに適しています。またnotionのいいところは各項目をひとつのページとして残すことができますので、それぞれの作業項目をページとして作成し、タスクやチームメンバーとの知識共有の場として利用することができます。

担当者を割り振ったり、進行中なのか未着手なのか等のステータスを確認したり、チームメンバーや招待された外部メンバーともコメント等でやり取りを行い、その履歴も知識として残すことができます。

まさに農家にピッタリのデータベースツールです!

4.そして、notionカレンダーが生まれた!

これまでは、notionのアプリにてタイムラインを確認していたのですが、少し面倒でした。

ところが、notionカレンダーの登場によって、notionが最強になってしまったのです!
notionで作成したデータべベースはnotionカレンダーに接続することができます。

作業計画を毎回notionで確認することなく、notionカレンダーに自動同期されたタイムラインを確認することができるようになったのです!!!

このnotionとのデータベース連携によりnotionの弱点ともいえるカレンダー機能が爆上がりしています。

僕は今まで、毎日の作業記録をgoogleカレンダーにつけていました。

くわしくはこちらを参照ください
googleカレンダーを日報として活用する
googleカレンダーを日報として活用する

それが、notionに切り変えることができそうです!

5.notionカレンダーを活用した農業日誌

それでは、いよいよ具体的にnotionとnotionカレンダーを用いた日誌について説明していきます。まだブラッシュアップ段階でありますので、今後アップデートを一緒にしていけると幸いdです!

notion側で作業記録を残していくデータベースを作成する

notionカレンダーに接続ができるのが、カレンダービューかタイムラインビューのあるデータベースですので、まずはタイムラインビューで作成してみました。

notionカレンダー側にてデータベースと接続する

左下のメニュー ・・・から追加すれば接続できます。

ここで、ちょっとつまづきました。作成したデータベースがでてこない。。なぜ?!という事態が起こりましたが、notion側で適当にデータを1つ入れると表示されて無事接続できました。空のデータベースだと接続する際の表示にでないようです。

notionカレンダーアプリから作業内容を記録していく

作業内容を記録していきます。ここでコツがあります。

作業名を統一することが、のちのち検索する際や作業内容分析の時に大切になりますので、特にチームや会社で記録を共有してつける際には、呼び方の統一を行いその一覧ページをnotionにwikiとして残しておくといいです。

例えば、除草なのか除草剤散布なのか、あるいは農薬散布として統一して詳細の農薬種類名は詳細画面に記載するでもいいと思います。

作業名の統一が大事です!良ければユビキタス言語という考え方も頭に入れておいてください。

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詳細が必要な場合はnotionにて詳細を入力する

作業名だけでなく詳細の入力が必要な場合はカレンダーのnotionで開くからページを作成できますので、そこに詳細情報を入力できます。

ここに写真はもちろん、動画も添付できるのがすごいです。

病害の発生や、畑の共有、機械の状況共有など言葉ではなく写真等で共有したいことが多くありましたが、googleカレンダーではドライブに一度写真を格納してそのリンクを貼り付けてといった手間が発生し気軽に画像を作業に紐づいた状態で残せませんでした。

それが簡単にでき、他の情報やメンバーとのコメント履歴も残せるというのはかなり便利になると感じます。

6.データベースに残った情報を確認して成長につなげる

残していった情報をどう成長に活かすかがもっとも大切なことだと思います。

今回はまずはどういった方法で、notionを使い日誌として使うかについてフォーカスしましたので、今後は残したデータをどういった方法で確認し可視化して、成長に活かすかを紹介していきたいと思います。

あらゆる情報を一元管理できるサービスとしてnotionがかなり有用なサービスになってきました。

ぜひお試しください!

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マシュー
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GOOD PEOPLESでは自分ではわからない、やり方がわからないという方や農業グループ等での研修等も行っています!
notionやgoogleのサービスを使ってデータを残して成長につなげていきましょう。興味がある、個人やグループ、企業のご担当者様はお問い合わせからご相談ください!

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MASYU
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mac使いの農家3代目さつまいもに全bet
こんにちは。宮崎県新富町でさつまいも農家をしているマシューです。6haの畑でさつまいもを栽培しています。デザイナーとして10年、ベンチャー企業の役員としても働いてきた経験を活かして読んでいただける方に少しでもGOODな情報を届けれるよう、頑張ります。テックニュースが好物。GDPS代表
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