Audible【オーディブル】 で聞ける農作業におすすめのミステリー10選

今回は農作業におすすめのaudibleで聞けるミステリー10選をお届けします。

農作業ってひたすら除草したり、定植したり、ルーティーンのの作業が多いのでちょっとはらはらドキドキするミステリーがすごく合ってるんですよね!
震える牛 相葉英雄
ドラマにもなった、相葉英雄さんの「震える牛」は2012年1月に小学館から刊行されました。2013年5月には小学館文庫版が出版されています。
本作は、BSE問題や食品偽装問題をテーマにした社会派サスペンス。
警視庁捜査一課の田川信一は、発生から2年が経過した「中野駅前居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられます。初動捜査では、犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込みます。
当初の強盗殺人からどうBSE問題や食品偽装問題へと転換していくのか。。ハラハラドキドキで元ネタが実際にあったミートホープ事件を参考にしているので重厚感があるリアルな物語になっています。
タイトルの「震える牛」は、狂牛病に侵された牛の状態を指しています。
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刑事たちの挽歌〈増補改訂版〉 警視庁捜査一課「ルーシー事件」
2000年、東京で20歳のイギリス人女性が殺されたルーシー事件をもとにした小説。犯人は残虐な手口で彼女を殺し、遺体を遺棄しました。
この事件は、日本中を震撼させ、世界にも大きく報道されることになります。警視庁捜査一課は、捜査本部を立ち上げ、全力を挙げて犯人を追いますが捜査は難航。。ですが捜査員たちは執念を燃やして捜査を続け、ついに犯人を逮捕することができます。
犯人は、誰もが想像していなかった人物でした。
本書は、このルーシー事件の真相を、捜査員たちの目線で描いたノンフィクション。
捜査員たちは、膨大な量の情報と証拠を分析し、犯人に迫っていく過程は、手に汗握るサスペンスであり、同時に、捜査員たちの熱血ぶりと苦悩が伝わってくる感動的な物語です。
本書を読めば、ルーシー事件の全貌を理解できるだけでなく、捜査員たちの姿に感動し、彼らの苦闘を追体験することができます。2023年netflixでもドラマ化された小説です。

悪い夏 染井為人
染井為人さんによる小説『悪い夏』は、2020年9月24日に発売された文庫本です。第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しています。
この小説は、26歳のケースワーカー・守が、同僚が生活保護の打ち切りをチラつかせ、ケースの女性に肉体関係を迫っていると知るところから始まります。真相を確かめようと女性の家を訪ねた守は、その出会いをきっかけに普通の世界から足を踏み外していきます。
生活保護の不正受給という現代の社会的問題をテーマに、様々なひとたちが描くブラックコメディーとも言える名作ミステリーです。
スッキリはしません!w ですが、これが現実だよなと思いながら、人間のはかなさや弱さを感じさせてくれます。苦しいし悲しいのですが、そんな展開もあるの?!という大どんでん返しもはらんでおり、最後は逆にコメディーかよ!と思ってしまうような展開になっていくのも素晴らしいです。
元気で天気がいい夏の日に聞いてください。決して、凹んだときに聞かないように。

BT63 池井戸潤
池井戸さん大ファンの僕が自信を持っておすすめするBT63!!題名の「BT」はボンネットトラックの略で、「’63」は1963年の話であることを意味しています。
この小説は、父と息子をめぐる感動長編で、心を病んで入退院を繰り返し、妻に去られた大間木琢磨が、父の遺品を手にすると、生まれる前・昭和三十年代の光景が脳内に蘇るという内容です。若き日の父・史郎が目論んだ運送会社の画期的新事業、母ではない女性との恋などが描かれおり、一見良くあるタイムリープ系かなと思うんですが、、
そうではないのが、池井戸さんのすごいところ!単なるタイムワープ系ではなく、感動巨編の中にもハラハラドキドキのミステリー要素も含み、新事業への挑戦の過程などしっかりと池井戸節も炸裂しています。
上下合わせて20時間(再生スピード1.0)を超える大作ですが、除草作業がすごく楽しくなりました。あっという間に聞くことができます。

シャイロックの子供たち 池井戸潤
池井戸潤の『シャイロックの子供たち』は、とある地方銀行の小さな支店で起きた現金紛失事件をきっかけに、銀行員たちの人間模様が描かれるサスペンス小説です。
事件の容疑者として浮上したのは、出世コースから外れたベテラン行員・西木と、美人で優秀な行員・愛理。しかし、二人にはそれぞれにアリバイがあり、真相は謎に包まれます。
西木は、出世を諦めたことで、銀行への不信感を募らせていました。一方、愛理は、家族を養うために必死に働き、出世のチャンスを掴もうとしていました。
二人の行員の運命が交錯するなか、事件の真相は意外な方向へと展開していきます。
- 事件の真相が意外で、最後まで読む手が止まらない。
- 登場人物たちの人間ドラマが深く、共感できる。
- 銀行の内部事情をリアルに描写しており、社会派小説としても楽しめる。
ミステリー小説や社会派小説が好きな人には、特におすすめの作品です。
ちなみにaudibleにはこの他にも昨年ドラマ化されたはやぶさ消防団や、半沢直樹シリーズなど池井戸作品がたくさんあり、池井戸作品を読むだけでも元がとれます!
僕は、農業での融資相談に行く前や新規の事業に挑戦するときに良く池井戸作品を聴いてモチベーションをあげています。

エッジ 鈴木光司
リングで有名な鈴木光司さんのエッジです。こちらはSF要素?すみません、ジャンルが特定できないのですが、とにかく面白いミステリーです。
鈴木さんというとリングのホラー印象が強すぎる方もいると思うのですが、数学や物理やコンピューティングなどの要素も取り入れた、展開の読めない物語を得意とされており、怖いだけではなくハラハラドキドキして楽しめる作品が多いです。
その中でも最近聞いたこのエッジは本当に面白かったです。
長編小説部門で日本の小説が初めて受賞した米文学賞「シャーリー・ジャクスン賞」の長編賞を受賞しています。
『エッジ』は、長野、新潟、カリフォルニアで相次いで起こった失踪事件の謎を追うフリーライターの冴子を主人公にした作品です。18年前に行方不明になった父への想いを抱えながら、事件の真相を追う冴子は、人類が経験したことのない未曾有の世界的異変を嗅ぎ取ります。
一見無関係に思える失踪事件が世界の終わりへと展開していくという、アルマゲドン的世界的ミステリーです。

オリジン ダン・ブラウン
「オリジン」は、ロバート・ラングドン教授がスペインで繰り広げる知的な冒険を描いたミステリー小説です。
天才科学者エドモンド・キルシュの未来予測理論がカギを握り、ラングドンはその謎を解明しようと奮闘します。美術館や歴史的な舞台が舞台となり、緻密なパズルや複雑な謎解きが読者を引き込みます。キルシュの理論には驚きの真実が隠れており、物語はスリリングで予測不能な展開が続きます。宗教と技術の対話、未来への洞察、そして驚愕の結末が、読者を引き込む魅力的な要素となっています。
ダヴィンチ・コードで有名なダン・ブラウンの最新作(2023年時点)。AIや宗教といった人類が現代でも問題としている内容をメインテーマとして取り入れた内容に引き込まれます。
ダン・ブラウンさんの小説ですごいところは実際にある団体や宗教や建築物を取り入れて物語を構成されているところです。スペインに行ったことはないですが、めちゃくちゃスペインに行きたくなりました。
ハラハラドキドキの展開が続くので、トラクターでのロータリー作業など眠くなる作業のときにおすすめの1作です。トラクター中はくれぐれも片耳で聞くなど安全対策を第一に!
農作業中の事故で一番多いのがトラクター横転です!

変な家 雨穴
雨穴さんによる小説『変な家』は、2021年7月20日に飛鳥新社より出版されました。著者の雨穴さんは、インターネットを中心に活動するホラー作家で、本作はウェブ記事やYouTube動画と連動した小説が原作となっています。
『変な家』は、一軒家の奇妙な間取りから、そこで繰り広げられた凄惨な出来事を解き明かしていくミステリーです。ネタ系かと思いきや、話の展開も見事で、ホラーとしてもよくできている作品です。
本作は、会話調で書かれており、図面などが都度書かれているので非常に理解しやすく読みやすい構成となっています。
まさに作家界のYOASOBIとも言える、インターネットが生んだ天才ミステリー作家の作品です。食わず嫌いをせず一度ぜひ最初の10分間でも聞いてみてください。
あっという間に雨穴ワールドに引き込まれますよ。
僕は夕方の農作業でしんどくなってきた時に聞くと面白くて元気が出るので、夕方に聞いています。

機械仕掛けの太陽 知念実希人
最近大好きな作家さんの知念実希人さんによる小説『機械仕掛けの太陽』は、新型コロナウイルスを題材にした医療小説です。
本作は、現役医師として新型コロナを目の当たりにしてきた著者が、コロナ禍の医療現場のリアルを描いた作品です。未知のウイルスとの戦いに巻き込まれ、「戦場」に身を投じた3人の物語で、大学病院の勤務医で呼吸器内科を専門とする椎名梓が主人公です。
本作では、呼吸器内科専門医、一般開業医、病棟ナースの目線で、未知のウイルスへの恐怖、救命できなかった患者への自責の念、理不尽な誹謗中傷、キャパシティを上回る重労働など、医療従事者の心身の疲弊が描かれています。
まさにここ数年の医療現場の現実をありありと描かれたノンフィクション小説といっていいくらいの小説です。
医療従事者の方への感謝や、デマや偏見の怖さなど新型コロナウイルスが起こした社会現象を交えた小説になっており、一気に聞いてしまいます。
他にもたくさんの知念作品があるのですが、手始めにこちらをおすすめします。

東野圭吾作品がついに!!
最後は作品紹介ではないのですが、ついにaudibleに東野作品が収録されることが決定したというニュースです!
なんで東野作品がないんだろうと。。思い続けて数年。やっとこの時がきました!
2024年から配信開始とのことで、ますますaudibleで農作業がはかどる1年になりそうです!

まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。農業をやる上で、耳から小説を聞くことができるようになったことは革命だと思います。
作業しながらでも学んだり、除草作業などのルーティーンも小説を聞きながらやれば楽しくてしょうがありません。
人生を豊かにするaudibleをぜひおすすめします。

最近Audibleで毎日3~4冊の本を聴いてます!午前中の頭が働く時間はビジネスや歴史の本を、午後の除草作業など頭が働かないときは小説を聞きながら単純作業ができます。あらゆるジャンルの本が揃っているのでコスパはとんでもなく良いです。
本当は読みたいのですが、農作業でくたくたで週に1冊読むのがやっとの僕にとってAudibleは最高の読書サービスです!無料で体験できますのでぜひ一度体験してみてください!仕事しながら学べるって最高っですよ!